ヱンヂニヤ・トヲルの生活と意見

折り紙最適設計システム

妻のblogに、娘と「昔なつかしい遊び」をたくさんした、という話題があるので、それにちなんで。

先日、娘のリリカと折り紙をしていたのですが、けっこう難しいものだな、と思いました。本を見ながらやるのだけれど、「ある折り目を先ず付けて、いったん開いて、さらにその折り目をガイドにして別の方向に折る」といったテクニックが駆使されていて、ちょっとしたパズルです。

そもそも、こういった折り紙のパターンを設計するのは大変だろうなと思います。細部の作りこみが全体の設計に波及するので、かなりの試行錯誤が必要ではないでしょうか。

たくさんのパターンを力任せにいろいろやってみる、ということが得意なのはコンピューターです。こいつを折り紙の設計に使えないでしょうか？　大規模な電子回路やLSIの設計は、もはや人間で行うのは無理があり、コンピュータによる自動最適設計が行われています。”良い回路とはどういうものか”という知識を数式化した”評価関数”を元に、膨大なパターンの設計を繰り返して、もっとも良いもの（評価関数による得点の良いもの）が選択されます。

折り紙の設計でも、”折り紙のルール”をコンピュータに教えて、さらに”どういう折り方が好ましいか”ということを評価関数に落とし込めれば、コンピュータによる自動最適設計が出来ることになります。うん、きっとできるでしょう。

こんなクダラナイことを考えるのは私くらいのものだろうな、と思って調べてみると、いました。同じこと考えた人が。しかも作っちゃってます。折り紙設計ソフト「おりお」というもので、設計できるパターンに限定はあるものの、考え方は、まさに自動最適設計です。

このあたりに、アルゴリズムについて書かれているのですが、前提として折り紙設計のナリッジが必要のようで、おぼろげにしか判りませんでした。でもなんだか凄いです。

”自由展示場”にある作品群は、一見の価値があります。これなんかどうです！　日本伝統の折り鶴になんてことするんだ！って感じですが、笑えます。
これなんかも、一枚の紙から作られているとは信じられません。まさにこれがカミワザなのか、と低レベルなことを口走ったところでおしまい。

ナウなヤングは高回転型

BMW116iのエンジンは、ボア×ストロークが 84×72mmという、超ショートストロークです。
前車のアルデオのエンジン（1ZZ-FE）が 79ｘ91.5のロングストロークですから、対照的と言えますね。

そのため、トルクは薄いが吹け上がりは鋭いという、典型的な高回転型の性質になっています。昨日、オートマのマニュアルモードを試してみたのですが、がんばってすばやくシフトしても、エンジンはいともカンタンにレッドゾーン近くまで回ってしまい、慣らしが終わるまではマニュアルモードは諦めました。

ホンダのホームページに”ワイガヤルーム”というのがあります。いろんなテーマについて読者が投票して、それについてホンダの研究員が論評する、というものなのですが、なんだか盛り上がっているようで。

これのVol.14は「あなたのエンジンの好みは高回転型？高トルク型？」というもので、結果は”高回転型”が60%で勝ちでした。

以下引用ですが、

「投稿を高回転派の皆さんと高トルク派の皆さんとを年齢別に数えさせていただきますと10代20代の皆さんは圧倒的に高回転派、30代の皆さんは高回転派がややリード、40代50代の皆さんは高トルク派が逆転という状況になっています。30代、40代の皆さんの投稿の中に若いころは高回転派だったけれども、また、今でも高回転の車に乗りたいけれども家族や生活の為にベストは高トルクに変わったというご意見が多々見受けられました。」　
（引用終わり）

うーむ、高回転エンジンは若いうちだけデスカ？　私はまだ若いつもりなんで、高回転を楽しむことにします。
若気の至りで、ケーサツのお世話にはならない範囲で…

赤いぜ！

というわけで、赤いクルマが来ました。いやー、赤いです。

今日はいろいろ用事があったので、近所を少し乗り回したくらいなのですが、私も妻も、ちょこちょこ外の駐車場に出ては、ウットリとクルマを眺めていました。赤いなぁ、と。

BMWのマニアックなネタについては、あまりここに書くのもどうかと思ったので、blogの分室を作ってそっちでやることにしました。こちらです。興味のある方は見てやってくださいませ。みんカラ（みんなのカーライフ）という、クルマ専門のコミュニティサイトです。メンバーしかコメントが付けられないので、コメントはこちらにつけてもらってもＯＫですよ。

3分間プロテクト

いよいよ翌朝にはBMWが届くので、それに向けてシコシコと内職をしています。手持ちのCDをWMAに圧縮したCD-Rの作成なのですが。

BMW 1erの標準CDプレイヤーは、ネット情報によると、MP3やWMAの再生が可能らしいからです。それについてカタログには何も書いていないのが、妙に奥ゆかしいというか、謎なことですが。

室内に”物入れ”が乏しく、CDの置き場もろくに無いので、よく聞くCDを1枚のCD-Rに圧縮して持ち込むようにしよう、と思っているのでした。WMAなら20枚近くのCDを1枚に出来ますから、CDチェンジャーよりも大容量です。

ただ、こういうときにムカつくのがコピーコントロール入りのCDなんですね。これの愚かさはレコード会社も（遅ればせながら）悟って、今は無くなっているはずですが、すでに出てしまった、手元にある物はどうしようもありません。金返せって感じですが。

試しに、コピーコントロールを外して取り込む方法について調べてみると、複数のツールがあることはわかりました。この調査に要する時間は3分でしたね。ただこれを使うことは、違法性があるかもしれないわけで…

地域危険度一覧表

実家の福岡から戻った一週間後に、福岡で地震が起こって、ちょっとビックリしました。
幸い、実家はなんともなかったみたいだけれど、帰省したときに玄海島が見えるところにも行ったので、強い地震に遭遇していた可能性もあったわけで。どこに危険があるのかわかりませんね。

地震の可能性は、東京の方がはるかに高いわけですが、東京都の出している”地域危険度一覧表”というのを見つけました。非常に細かい”何町何丁目”のレベルで、地震の危険度をランキングしています。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_5/table.htm

これによると、多摩地区のほうは比較的危険度が低いみたいですね。
危険度が高いのは、台東区、江東区といった下町のあたりのようです。荒川区もわりと危険度高いから気をつけないと。＞某氏

”建物倒壊危険度”は、「地盤と地域にある建物の種類などによって判定」されているそうです。実際、地盤は重要ですよね。福岡市街は、震源に近かったにもかかわらず、地盤が良いので被害が少なかったそうですし。

とはいえ、こちらなんか見ると、やっぱすごかったんですね。

つまらない商品の作り方

奥さんが携帯を買い換えたので、私も興味本位でいじっていました。

奥さんは、ドコモからauに替えて以来、一貫してソニーの携帯を使っています。最初はC406Sで、キーにストロークと立体感があってとても押しやすく、ジョグも快適で、これはいいなぁと感心しました。メールの打ちやすさでは最強だったと思います。

それからA1301Sになり、カメラ付きになったのは良かったのですが、キーが普通になってしまって、C406Sにあった快適さは失われてしまいました。ジョグは相変わらず快適ですが。

そして、今回買ったのがA1404Sです。液晶がQVGAになったり、赤外線やQRコードがついたり、進歩はしているんですが、ジョグがずいぶん奥まったというか、埋め込んだような配置になってしまって、一回のストロークで回せる量が少なくなり、ジョグの快適さがずいぶんスポイルされてしまいました。

機種が新しくなると、見た目の機能は向上しているのだけれど、ソニー携帯のこだわりであった操作感は、刻々と退化して、なに変哲ない、どこにでもある商品になってしまっているように見えます。これって、今のソニーのダメさを端的に表していますよね。

検索ワード

blogのアクセス記録を調べると、googleなどの検索サイトから私のblogに飛んできた場合に、どんな検索ワードだったかが分かります。

やはり一番多いのはBMW関係ですね。”BMW 116 試乗”みたいなキーワードで来る人が多く、1日に5件くらいはあります。

あと、コーティング関係とか、ひかり電話関係などがチラホラありますね。

”vaio キャンペーン　Edy　1000円”という検索ワードで来ている人がいました。私はVAIOのキャンペーンをクソミソに書いたわけですが、どう思われたでしょうか。

”ドイツ　ADSL”という検索ワードで、なんで私のblogが引っかかるのか不思議ですが、実際、165番目くらいに出るだけです。165番目まで辛抱強くチェックするとは、よほど調べたいことがあったのでしょうか。残念ながら、私のblogはお役に立てなかったと思われますが。

”窓 アクリル 飛行船”って、いったい何が調べたかったのかわかりません。

”チンチンに毛が”で来る人がいるのもショッキングですが、その検索ワードで私のサイトが５番目にヒットするのもショッキングです。

ナビ依存症

今日は、代車のマーチ（旧型のK11）を乗り回していました。ガーガーうるさいし乗り心地も悪いですが、ボディが軽いせいかヒラヒラ軽快に走れます。その昔、販売店実習のときに乗っていた軽トラを思い出しました。こういうのもそれなりに楽しいですね。遠出はしたくないけど。

CDデッキもリモコンドアロックも無いのですが、代車なので文句は言えません。ただ、ナビが無いのは困る。私はナビ依存症なもんで。

清水和夫氏の記事に、「運転技術を磨くために、息子に乗って欲しい車の最右翼はBMW116i」とあるのですが、「ナビゲーションの使用は禁止している。最初からナビを使うと方向音痴になってしまい、それなしでは走れないドライバーになってしまうからだ。」ともあります。

私はまさにその、へタレドライバーですね。最初の車からナビを付けていたので、いつも通っている道でも、まわりの風景ではなく、カーナビの地図で場所を確認する癖がついています。今日は、よく通る道なのに２、３回は間違えました。

当然、次の車にもナビを付けるわけで、機種も当然のようにカロッツェリア（略してカロ）のDVD楽ナビ「DRV-20」を選びました。最初の車に付けたのが、やはりカロの楽ナビ（当時はCD-ROM）で、以後、インプリントされたアヒルの子のように、カロナビに忠誠心を持っています。

２台目のアルデオには、カロの上位機種である「サイバーナビ」を付けたのですが、これはナビ以外にも、ネットにつなげられたり、PCカードから情報を読み込んでパソコンと連携したりなど、いろんなオマケ機能があるけれど、ほとんど使ってません。だから次は楽ナビでいいのです。

サイバーナビなど高級機は、もはやDVDからHDDへ移行していて、たしかに検索や地図のスクロールは速いのですが、現状、DVD機でも特に不満が無くて。CDからDVDになったときは、ずいぶん速くなって嬉しかったですが、これくらいで実用十分かと。

そんなことより、自車位置やルート設定の精度が重要だし、地図の見やすさや情報量が重要です。そういうのはカロが一番だし、純正ナビなんて足元にも及ばない、と私は信じているのでした。あまり根拠は無いですが、なにしろインプリントされているもので。

でも、雑誌とかネットでの比較記事を見ると、たいていカロが他メーカーに勝っているので、ニンマリしたりはします。

さようならアルデオ

今日は、約4年半乗ったアルデオとお別れの日でした。新車が来るのはまだ先（29日の予定）なのですが、買い取り業者に売ったために、決済の関係で早めに手放す必要があり。

アルデオを買ったきっかけは、妻が妊娠したことでした。それまで乗っていたゴルフ３は、とても楽しくてカコイイ車でしたが、古いためにエアバッグもABSも無く、家族のためには最新の安全装備のある車に乗るべきだ、と思ったからです。

また、子供が小さいうちは、妻はリアシートに乗ることになるので、リヤシートの居住性の良いことが重要で、そうやって選んだのがアルデオでした。実際のところ、運転して楽しい車では無いのですが、後席はセルシオより広く、シートもしっかりしていて、値段以上の乗り心地のある車でした。

デザインは、あまり良く言われないのですが、私は好きなんですよね。ウエストにくっきり角ばったプレスラインの通ったデザインが、私は好きみたいで、ゴルフ３もアルデオも、そして今度来るBMW 116iもそうです。

去っていくアルデオのテールライトを見ながら、いろんなことを思い出しました。３人で車であちこちに旅行したことや、産気づいた妻を病院に乗せていったことや、生まれたばかりのリリカを、ベビーシートを買ってから病院に迎えに行ったことなど。

これまでの家族の歴史は、アルデオと共にあったんだなぁと思うと、不意にウルウルしてしまいましたよ。新しいオーナーにも可愛がってもらいたいものです。

ともあれ、今度はBMW 116iと、新しい思い出を作ることが出来るでしょう。その前に、これから１週間は代車のマーチですけどネ。

WTCC

今週はF1やってるようですが、今年はBARホンダが調子が悪いし、レギュレーション変更でレースがつまらなくなった気がして、私的なF1熱は冷め気味です。まだシーズン始まったばかりなので、これから面白くなるのかもしれませんが。

ところで、FIA（世界自動車連盟）が主催する、「世界選手権」レースとしては、このところはF1とWRC（世界ラリー選手権）の2つだけだったのですが、今年からWTCC（世界ツーリングカー選手権）というのが加わるらしいです。去年までETCC（ヨーロッパツーリングカー選手権）として行われていたものの格上げだそうで。

日本ではツーリングカー（セダン）よりもGTカー（スポーツカー）のレースが人気があり、一時期あったJTCC（日本ツーリングカー選手権）も一瞬で潰れましたが、欧州ではそれなりに盛り上がっているらしく。FIA-GTと併催されることが多いのですが、むしろETCCがメインらしいです。

Eurosportにあった"ETCC: The story of 2004!"というムービーを見ると、確かに面白そうですね。DTM（ドイツツーリングカー選手権）よりも市販車に近いシルエットで、BMW320やアルファ156といった、自分が現実に欲しい車がバトルしているのは燃えます。

1987年に、WTCという、やはりツーリングカーの世界選手権が作られたのですが、レギュレーションで揉めたりして1年で潰れたそうで。市販車に近いカテゴリは、国ごとに事情が違うので、国際規格にするのはいろいろ難しさもありそうです。

こちらの記事をみると、開催国はやはり欧州中心ですが、メーカーはそれなりにバラエティがありますね。日本メーカーはホンダだけですが、トヨタや日産も出て、盛り上げてくれるといいんですが。そうなると日本でもTV放映されるかもしれないですし。