ヱンヂニヤ・トヲルの生活と意見

俺の屍を越えていけ

いつの日か、子は親を乗り越えていくものだなぁ、と詠嘆しているのは、今日、リリカとはじめてトランプの神経衰弱をやって、完敗したからです。

しかし、リリカよ、これでいい気になるな。なにしろ、パパは今まで、神経衰弱で一度も勝ったことが無いのだから。

僕は、記憶力は悪くはないと思うんですが、神経衰弱に必要なのは、空間記憶力でしょうか？　そいうのは苦手みたいで。方向音痴だし。

古代ギリシアで、「記憶術」がもてはやされた時代がありました。当時は書物が高価だったし、原稿を見ないで演説することが重要なスキルだったので、記憶術が実用的だったんですね。

ギリシア式の記憶術の主なテクニックは、記憶するものを場所に割り当てることです。頭の中に仮想の建物を作って、玄関のノブには”ある言葉”、居間のクロゼットの一番上の引き出しにはまた”ある言葉”、というように、結びつけていくようです。

僕も、これを試してみたことがありますが、まったく駄目ですね。いま思えば、神経衰弱が苦手な時点で、試すのは無駄だったような。

今や、記憶術の必要性は薄れる一方でしょう。昔は、文献をたくさん記憶していて、必要なときに必要な情報がすぐに出せるというだけで、重用されて学者にさえなれたりしたようですが、今はたいていのことは、ネットで検索すれば一発です。

会議中に、話題になってることをその場ですばやく検索して、知ったかぶりすることもありますよね。
でも、それは「知ったかぶり」とは違うでしょう。検索結果を読んだ瞬間に知ったわけですから。知識を脳から取り出したか、ネットから取り出したかに、本質的な違いは無いはずです。

以上、神経衰弱で負けたことについての、負け惜しみでした。

そうだ、ここはネットの英知を結集して、神経衰弱の勝ち方について調べてみよう。
「神経衰弱・コツ」でググってみたところ、こちらのサイトによると、

「自分の開けたカードと他人の開けたカードをよく見て記憶することが勝つコツです。」

まぁそうですが…

捕鯨船と私

この日曜日、妻が横浜のアウトレットに行きたいというので、ついでに観光する場所を探していて、「くじらフェスティバルin横浜」というイベントを発見しました。捕鯨船の一般公開などが行われるということです。

妻には「赤レンガ倉庫に行こう」ということにしておいて、それもちゃんと行きましたが、メインイベントは捕鯨船です。赤レンガ倉庫から歩いてすぐの場所なのでした。

7500ｔくらいだったかな？さすがに大きいです。ブリッジもすごく広い。しかも船内には、捕った鯨をさばいて冷凍するための、立派な工場施設が収められています。

クリーム色の塗装のされた、鉄で作られた廊下を歩いていると、観測船に乗って航海した時のことを懐かしく思い出しました。（←これについては、機会があったら書きます）

本来、これは捕鯨への一般人への関心を高めるためのイベントのようで、「捕鯨再開しようぜイェー！」という感じの資料をたくさんもらいました。
それについては、私は特に意見は無いんですけどね。実利というよりはナショナリズムや感情のぶつかり合いみたいなところが、なんか嫌で。

一応、捕鯨再開賛成、反対の両方の意見のリンクを載せておきます。ご参考まで。

日本はIWCを脱退すべきだ

Greenpeace Japan グリーンピース・ブリーフィングペーパー

アークバリア２１の効果は…

うちのクルマは、納車時に”アークバリア２１”という、いわゆるガラス系のコーティングを施しています。ボディの上にガラス質の膜を作り、塗装を保護しつつ、汚れを付きにくくする、という触れ込みなのですが…

写真にあるような、水滴が乾いた後のような汚れがあちこちについていて、取れないことに気がつきました。おそらく、水の中のカルシウム分などが沈殿した、イオンデポジットといわれるものだと思われます。これは、いったん付くとなかなか取れないようです。

コーティングって、こういうのからも守ってくれるわけではないのかな？　水洗いだけでＯＫってのは偽り？といった疑問はあるわけですが。

そもそも、ボディ表面に水玉ができると、イオンデポジットができやすいので、水玉を作りにくいように、アークバリア２１は表面が親水性ということになっています。しかしなぜか、納車後の雨では思いっきり水玉ができていて、ディーラーに聞いたところでは、撥水加工を行ったということでした。なんで？？

とりあえず、どうしたもんか、ディーラーに聞くことにしますです。

ソフトウエアエンジニアとは

roentgenさんのmixiの日記に、「本来SEとは言えない仕事をしている人も、SEと名乗っているのはいかがなものか」「プログラマの上等なのがSEという見方は変じゅないか」という話がありました。

その通りだと思いますね。もはや、SEって言葉は職種ではなくて、空手の黒帯みたいな、象徴的な意味であるようで。しかも空手と違って認定機関があるわけでは無いので、だれでもSEと名乗れるわけなんですが。

私は、自分がSEだと名乗ったことは、たぶん一度も無いですね。”ソフトウエアエンジニア”だと言うことにしています。

これは広い概念ではあるけど、私に言わせれば、プログラマの中でも低レベルな部類の人は含みません。そもそもエンジニアとは、私の定義では「科学技術を活用して、役に立つものを創造する人」です。

エンジニアは、いわゆる”科学者”では無いので、学問よりも実用面を重視していますが、”サイエンスの徒である”という点では変わらないと思っています。

単に、詳細仕様書にあるものをコードに変換するだけの仕事には、サイエンスは無いわけです。でも私や私のところのメンバーの仕事はそうではなく、いろいろ創意工夫したり、新技術をアレンジして取り入れたりしつつ、モノを作っているので、それは立派なサイエンスだと思っています。”ソフトウエアエンジニア”と名乗るときには、そういうプライドを込めているつもりです。

流れ流れて北の果て

先日アルデオを引き取ってもらった、買い取り業者から手紙がきていて、富山で登録されたということでした。

ずいぶんと、北に流れたものです。新しいオーナーにも可愛がってもらえるといいのですが。

※写真はイメージです

チョコレート会社の陰謀

いまテレビを見ていたら、ロッテのCMで、「母の日にはチョコレートを贈ろう！」とかやってました。バレンタインデーだけでは飽き足りないというのか。

まぁ、気持ちはわかります。でも僕がロッテの企画担当者であれば、「お彼岸にはチョコレートをお供えしよう」にしますね。だって年に２回ありますし。

謎の速度低下

Windowsって、使っているとだんだん遅くなってくるものですが、自宅のVAIO typeM が、最近やけに遅いなぁと思い、ちょっと調べてみると、ディスクアクセスが妙に遅くなっていました。HDbenchで計って、Read/Write共に3.8MByte/sec 程度。正常なら50前後なので、10分の1以下！　LANより遅いじゃん。 ウイルスやスパイウエアをチェックしたり、へんなサービスが動いていないか調べたり、デフラグかけたりしたけれど、特に変化無し。 しかたないので、HDDをまっさらにして、出荷状態にリカバリしたら、速度も復帰しました。なんのことやら… 今になって気づいたのですが、もしかして、HDDがPIOモードになったりしてたかな？　調べるのを忘れていましたが。ただ、最近ハードはまったくいじってないんですけどね。

はじめての感動にはじめて感動（以下再帰的）

前回のblogに、ドラえもんの「はじめてポン」というひみつ道具（背中にポンと押すだけで、どんなことにもはじめてのような感動を受けるようになる）について書いたのですが、

考えてみると、うちのリリカ（4歳）にとって、世の中はまだまだ、初めての感動で満ちているんでしょうね。

りりかのぶろぐにもありますが、昨日「こどもの国」に行きまして、そこでリリカははじめて、ウサギを抱っこしました。感極まったように小声で「かわいい〜」と言いながら、幸せそうにウサギのフワフワした感触を楽しんでいました。

今日帰宅すると、ウサギの絵本が置いてありました。妻によると、幼稚園から借りてきて、嬉しそうに読んでいたそうです。

大人になってしまうと、”初めての感動”ってなかなか無くなってしまうわけですが、リリカを見ていると、その感動を分けてもらえる気がします。

新ドラえもん

ドラえもんの、声優陣が交代した新シリーズが、金曜日にスタートしたので、オフィスでみんなで見ていました（仕事は？）。

だいたい話題は、声に違和感が有るとか無いとか、絵がわりと綺麗とか、しずかちゃんのお風呂シーンはまだか、といったことなのですが、私が印象に残ったのは、「はじめてポン」というひみつ道具です。

「はじめてポン」とは、公式ホームページによると、「このスタンプを背中にポンと押すだけで、どんなことにもはじめてのような感動を受けるようになる。」というもので、これを押されたのび太君は、しずかちゃんの可愛さや”ババ抜き”の面白さが新鮮で、大感動していました。

これって、ブルース・スターリングの「スキズマトリックス」にある”抗退屈薬”ですね。未来、人類は人体を改造しまくって、何百年も生きられるようになるので、こういう薬でもないとやってられないようです。

新ドラえもんは、サイバーパンクなんですね。ということは、ひみつ道具「脊椎ウインチ」でのび太の脳神経にテスト勉強を叩き込んだり、ジャイアンとの喧嘩に勝つために”粉砕薬”でのび太のダメな人格を破壊して再構成したり、のび太の体に改造を重ねて、やがては巨大な生体スペースコロニーにしたり、そういった展開が待っているのでしょうか。楽しみです。

このネタわかんない人は、スキズマトリックスを読むべしですよ。
　←レッツお買い上げ！

たまごっち再び

帰宅すると、机の上にメモが置いてあり、
「パパへ　ぴんくのしーるつきの　たまごっちをほしいです　りりかより」
とな。

なんか、たまごっち流行ってるみたいですね。最近のは、赤外線通信がついていて、友達のと通信したり、ケイタイと通信してサイトと連動したり、なかなか機能豊富のようで。

”ぴんくのしーるつき”というのは、たぶんコレだな。

なんか、ユーズドの方が高いんですけど、もしかしてプレミアついてる？
「ご注文は、おひとり様1個に限定させていただきます」とありますね。品薄なほど流行ってるとしたらすごいな。

しかし、私はこんなものは買わずに、娘にはポケットステーションを与えることにします。父の娘であるのなら、これを幼稚園で流行らせてこい、と。
つーか、まだ買えるとは。