roentgenさんのmixiの日記に、「本来SEとは言えない仕事をしている人も、SEと名乗っているのはいかがなものか」「プログラマの上等なのがSEという見方は変じゅないか」という話がありました。
その通りだと思いますね。もはや、SEって言葉は職種ではなくて、空手の黒帯みたいな、象徴的な意味であるようで。しかも空手と違って認定機関があるわけでは無いので、だれでもSEと名乗れるわけなんですが。
私は、自分がSEだと名乗ったことは、たぶん一度も無いですね。”ソフトウエアエンジニア”だと言うことにしています。
これは広い概念ではあるけど、私に言わせれば、プログラマの中でも低レベルな部類の人は含みません。そもそもエンジニアとは、私の定義では「科学技術を活用して、役に立つものを創造する人」です。
エンジニアは、いわゆる”科学者”では無いので、学問よりも実用面を重視していますが、”サイエンスの徒である”という点では変わらないと思っています。
単に、詳細仕様書にあるものをコードに変換するだけの仕事には、サイエンスは無いわけです。でも私や私のところのメンバーの仕事はそうではなく、いろいろ創意工夫したり、新技術をアレンジして取り入れたりしつつ、モノを作っているので、それは立派なサイエンスだと思っています。”ソフトウエアエンジニア”と名乗るときには、そういうプライドを込めているつもりです。
いいエンジニアってのは減ってるらしいですが
(少なくとも私の所属会社では減ってる)
どこでもそうなんですかねぇ
投稿情報: fukasawa | 2005年4 月24日 (日) 02:14
あ〜、なんてこったい。
原理原則を修得していない人は多いよネ。だからプログラムは組めても「仕事」は組めない。だから、「いいエンジニア」とは言われない。
まぁ、世の中ブラックボックスが多くて、その中味を想像させるのは難しい。それが一番の原因だと思うけど。
投稿情報: sunpx | 2005年4 月24日 (日) 09:09
”いいエンジニア”が減少傾向にあるかどうかは、よくわからないですが、そもそも数は限られてますね。
>>原理原則を修得していない人は多いよネ。だからプログラムは組めても「仕事」は組めない。だから、「いいエンジニア」とは言われない。
そうですね。コンピュータがなぜ動くのか、がわかっていない人は多いです。知識としてはあっても、レジスタやDMACなどを叩いたことのある人は少ない。ツールやライブラリの世界で作ることはできても。
一方で、うちの若手でWebアプリが上手なのがいるんですが、IEとかMoziraとかのクセを把握しつつ、最近の手法を駆使して凝ったアプリをちゃっちゃと作るのを見ていると、これはこれで立派なものだと思えます。
要は自分で工夫したり、突っ込んで探求することができるかという、個人のセンスの問題なのでしょう。
投稿情報: トヲル | 2005年4 月24日 (日) 21:23