「リベリオン」を観ました。世間では、マトリックスのパチもん、と言われてるようですが、内容はそうでもないですね。むしろ「1984年」のオマージュでしょうか。
「第三次世界大戦後、生き残った人間たちは人類の滅亡を防ぐために、感情を徹底的に抑制した世界を構築。本や美術品、音楽など感情を揺さぶる物は一切禁止、さらに感情を抑える薬の使用を義務づける。」
という、まあB級SFなわけですが、映像はけっこうスタイリッシュだし、なにより「ガン・カタ」が発明だと思いましたね。
ガン・カタとは、拳銃を総合的に使用する格闘技であり、敵の動きを読み、敵の弾が統計的に当たりにくく、かつ自分の攻撃に有利な位置に、演舞のごとく動きながら攻撃する、というものらしいです。
元グリーンベレーの柘植久慶氏によれば、自分と敵が10mの距離で向かい合って、拳銃で撃ち合ったとしても、なかなか当たらないものだそうで。弾に当たったら終わりなので、まず避けることを優先しつつ、動き回る敵を狙うわけで、確かに難しいのでしょう。
映画や小説で、拳法の達人みたいな人が出てきますが、どんなに拳法を極めても、銃を持った人には勝てないじゃん、とも思います。
そう考えると、銃と拳法をミックスした「ガン・カタ」ってアリなのかも、と納得させられてしまった私でした。
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