佐藤琢磨が、来期のBARホンダのシートを失ったことで、ホンダへ苦情殺到しているのとこと。無理もないです。
本来であれば、バトンが来期ウィリアムズへ移籍する契約になっていたので、琢磨のシートは安泰のはずでした。しかし、ウィリアムズがBMWエンジンを失うことになったため、バトンが「やっぱウィリアムズに行きたくない」と言い出し、40億とも言われる大金を払い、契約を買い取ってBARに残留することになりました。
バトンが契約でゴネるのは2年連続なので、母国のイギリスでさえバッシングされていますが、問題はその契約を買い取る金を、ホンダが出していると噂されることです。
「そんな黒い金を払って、バトンを残留させ、琢磨を追い出すとは何事か!」と、みんな怒ってるわけですよ。たまらずホンダは、「うちは違約金にはノータッチです」というプレスリリースを出しましたが、「しかし、40億円とも言われる巨額の契約買取をバトン個人ができる筈もなく、かえってパドックをしらけさせている。」とか記事にも書かれるしまつ。
一方で、ホンダとしては、来期も琢磨続投で決定していた、という情報もあります。ウイリアムズがバトンを手放すわけないと思っていたので、バリチェロと契約することを許可したのに、バトンも残留となって、ホンダもびっくりしてしまったという。
だとしても、チームの株を45%も所有しているくせに、状況を全くコントロールできてないとはどーゆーこと?と、やはりホンダは非難されるのでした。
そんな中、ジョーダン(来期はミッドランドに改名)が、琢磨を獲得したがっているというニュースがあります。ジョーダンのエンジンサプライヤーはトヨタであり、トヨタも興味を持っている、と。
そりゃもちろん、トヨタは興味あるでしょう。F1に参戦して4年目。今年は結構がんばっているにも関わらず、あまりトヨタの応援で盛り上がってるという話は聞きません。日本の今のF1人気を牽引しているのは、やはり佐藤琢磨であり、トヨタの首脳陣は今頃、
「うはー夢がひろがりんぐ」
とか言ってるはずです。
ホンダも、そんな状況に焦っていて、「来期も必ず琢磨をサポートする。サードドライバーではない。」と偉い人が言ってるとか。どこかのチームにエンジンを供給する? 来期エンジンはどこも決まってるはずですが、どうするんでしょうね。
他に、ウィリアムズという説や、フェラーリの3rdドライバーという説もあるようで。BMWもどうかなあ。いずれにしろ、このさいストーブリーグを楽しむのが吉でしょう。来期も琢磨がF1で走ることを祈りつつ。
セイコーの”B・A・R Hondaチームとのコラボレーションモデル”
2005個限定だそうですが、売れないだろうな…
http://www.seiko-watch.co.jp/press/contents.asp?id=08928ACA-C50B-4EB0-B798-258584643932
投稿情報: トヲル | 2005年9 月25日 (日) 23:39