メディア買収の野望〈上〉 | |
ジェフリー アーチャー Jeffrey Archer 永井 淳 おすすめ平均 ベスト! 原題は『The Fourth Estate 』です。 見出しの書き方・喧嘩の仕方 時代背景も面白いですよ アーチャー得意のサクセスストーリー Amazonで詳しく見る by G-Tools |
最近流行の、メディア買収ですが、このストーリーに比べれば、かわいいものかもしれません。
これ、ジェフリー・アーチャー得意の ”二人の対照的な人物を、生い立ちから交互に描き、やがて二人の人生が交錯してライバルになる”、という構成なのですが、通常と違うのは、二人の主人公に明確なモデルがいることです。そのモデルとは、メディア王 ルパート・マードックと、新聞王 ロバート・マクスウェル であり、この二人に比べれば、三木谷だのホリエモンだのなんてねぇ。
アーチャーによれば、内容の8割は事実に基づくということで、だとすれば、なんともスゲー話ですよ、これは。マードックとマクスウェルのライバル関係については、少しは知っていましたが、これほど個人的な感情にかられて、競争していたとは思いませんでした。でも、そうでもないと、あれほど異常な買収合戦にはならないのでしょう。
あちらがこう出れば、こちらはこう、という応酬が何手も繰り広げられて、手に汗にぎる迫力があります。本当に、こんなことがあったのかなぁ!
サクセスストーリーではあるものの、この2人は、人を平気で騙したり裏切ったりする人物として描かれています。会社を大きくするためであれば何でもやると。だから、凄いとは思うけど、僕はこういう風には生きられないですね。人を陥れてまで、金持ちにならなくてもいいや。
シドニー・シェルダンに書いて欲しいかも。
マードック氏はDirecTV崩壊後、1度しか噂を聞いてないけど
どうなったんでしょう
投稿情報: fukasawa | 2005年11 月27日 (日) 17:17
つい最近、こういうニュースが。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20051122NTE2IFT0122112005.html
マードック氏は、日本ではいろいろダメでしたが、世界的には、相変わらず”メディア王”と呼ばれるだけの権勢は持ってるようですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
投稿情報: トヲル | 2005年11 月29日 (火) 01:36