昨日、公式HPでプリウスのカタログを請求したのですが、さっそく今朝、ディーラーから電話がかかってきて、試乗できますよというのでホイホイと行ってきました。
試乗したグレードは、『S“ツーリングセレクション”』です。17インチアルミと専用サスペンションで足回りを固めたものだそうで。
いきなりアクセルを踏み込んでみましたが、高回転でもわりとスムーズで、それほど煩くないのに感心しました。うちの車よりはスムーズじゃないけど、ロングストロークのアトキンソンサイクルにしては、よく振動を抑え込んだものだと思います。旧型より明らかに優れているし、インサイトとは全然違いますね。旧型も加速が良かったですが、さらにガツンと加速します。
でも、一番驚いたのはハンドリングで。トヨタ車のハンドリングといえば、接地感に乏しく、タイヤがどっちを向いているか分からないままになんとなく曲がる、というイメージなんだけど、新型プリウスは接地感もレスポンスもあり、かつ直進安定性もあるという、なかなか悪くないハンドリングでした。あくまで短時間の試乗での印象ですけど。
ただ、17インチの扁平なタイヤのせいだろうけど、ロードノイズは結構あるし、乗り心地も突き上げ感はありますね。リアがトーションビームのせいもあるのかな。まぁ許せるレベルです。
いちいちインサイトと比べて申し訳ないけれど、室内もプリウスの圧勝でしょう。質感があり、必要十分なスペースがある。後席のひざ周りはクラウン並みに余裕があります。まぁ、けっこう全長がありますからね(4.46m)。
全体として良くできていて、ネガが無く、さすがトヨタが全力で作ったクルマだと思いました。もうちょっとコンパクトだといいな、と思うくらいですね。あと値段。245万円をどう考えるかで。
「205万円から」と広告してますが、前回の記事にも書いたように純正ナビの設定が無かったり、ボディカラーも少なかったりで、ほぼ営業車用のグレードのようです。営業マンもそう言ってました。
さらに、このハンドリングの良さはツーリングセレクションならではのもののようなので、僕にとってはプリウスの値段は「245万円から」になります。ハイブリッド車としては高くないけれど、クルマとしてはそれなりの値段ですよね。純正ナビをつけるとプラス30万円だし。
でも、見積もりやローンの計算をしてもらったところ、「あれ、案外なんとかなる?」と思ってしまったのが、ヤバイところです。術中にハマっている。
優遇税制のおかげで、諸経費が安いのは大きいんですね。さらに、トヨタはこのクルマの価値に自信があるようで、残価設定ローンの場合の5年後の残価の率が高い(26%)のも効いています。
値引きは無く、数万円の用品サービスだけといわれています。全ディーラー扱いなので、競合させれば多少引き出せるでしょうけど。納車は6ヶ月待ちだそうで・・・
営業マンによれば、新型プリウスは外車からの買い替えが妙に多いそうで、ベンツのEクラスからの買い替えを何人も担当していると言ってました。「富裕層の間で、大きなクルマに乗るよりも小さなハイブリッド車に乗るほうがカッコよい、という風潮が広まりつつあるのかも」とか彼は言ってて、本当かねと思ってましたが、
僕がまさにディーラーから出ようとしたとき、入れ替わりにベンツCLのAMGが入ってきてビックリしましたよ。まさかあれからプリウスに乗り換えかな!?
それはともかくとして、クルマとして出来が良く、支払いも現実的な感じなので、けっこう心が動いてしまいました。これまでブログで、さんざんプリウスイラネーと書いていたくせに。
デザインも好きなんですよね。リアフェンダーのあたりの処理はBMW 1シリーズのパクリだと思うけど、だがそれがいい。
3月までに、今の車(BMW 116i)の残価を払うか、手放して買い換えるかを決める必要があり、純粋な支払い額では残価を払ったほうが安いのだけれど、維持費(ガソリン代や、今後増えるであろう修理代)も含めるとプリウスのほうが安上がりでしょう。でも今の車も気に入っているんですよね。まぁ、楽しく悩むとします。
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