”桃太郎”って、浦島太郎と並んで、最も有名な昔話ではないでしょうか。”金太郎”や”かちかち山”は、有名なシーンは知っていてるけど細かいストーリーは思い出せなかったりしますが、、桃太郎のストーリーを言えない人はいないでしょう。でも、なぜそんなに”知らない人はいない”ほど有名になったのでしょうか。
たまたま、それについて書いてあるサイトを見つけて、謎が解けました。要は、桃太郎がシンプルな勧善懲悪のストーリーであるために、子供への国威発揚教育のため、明治〜戦時中にかけて、国策として広められた、ということのようで。
そのおかげで、戦後の米軍の政策で、教科書の桃太郎は黒く塗りつぶされてしまったのだとか。お気楽に見える桃太郎にも、そんな苦渋の歴史があったんですね。
桃太郎のベースは、昔からある「桃信仰」から来ているようです。桃源郷とか言いますし、桃には神秘的な力があると思われていたんでしょう。
本来の”桃太郎”の話は、川から桃が流れていて、それを食べたおじいさんとおばあさんが若返り、その結果として(?)桃太郎が生まれた、というものでした。でも明治時代、小学校の教科書に掲載されるにあたって、現在知られているストーリーに書き換えられたということです。
でも桃太郎の人気のエッセンスは、「桃を切ったら人間が出てきた」という、ビジュアル的なインパクトだと思うんですよね。こう書き換えた明治の人に、センスがあったのだなぁ。
「伝統的なもの」と思っていたけど、実は意外と歴史が浅かったり、誰かの意図で作られたものだったりすることは、よくあるようで、そのネタはまたいつか。
あと、大ヤマト連合国家を支えた、
岡山地方豪族のレジェンドであった
から大切にされたのさ。
だから、桃太郎は、きび(吉備)だ
んごを持っている。
桃缶ではなくて、、
ちなみに
浦島太郎 出雲系日本海地方豪族のレジェンド
海彦山彦 南九州地方豪族のレジェンド
金太郎 ぐっと時代が下って、源一族のレジェンド
とされている。
投稿情報: bisibasi | 2005年5 月29日 (日) 22:16
岡山の豪族? 薩長土ではなくて?
浦島太郎は長州なわけですね。
投稿情報: トヲル | 2005年6 月 2日 (木) 19:08