戦術例の間違いに気づいたので改稿:8月6日13時
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最近、郵政民営化法案のことで、自民党の代議士の方々は大変のようで。採決までに賛成か反対かの態度を決めなければならず、場合によっては、それが自分の代議士としての身分を左右するかもしれないのですから。
この状況って、ゲーム理論で言う”囚人のジレンマ”にちょっと似ていると思えます。囚人のジレンマを知らない方は、こちらを見ていただくとして。
これに当てはめると、”協調”は法案に賛成することで、”裏切り”は反対することです。
・自分が”協調”を選び、他者(他の自民党代議士)の多くも”協調”を選んだ場合、
法案は成立して、解散は避けられるので、身分は守られます。しかし、そのために支持者の一部を失うかもしれません。
・自分が”協調”を選び、他者の多くが”裏切り”を選んだ場合、
解散になり、さらに自分は支持団体の反発を受けて、選挙も落選するかもしれません。これは最悪です。
・自分が”裏切り”を選び、他者の多くが”協調”を選んだ場合、
解散はなく、支持団体からも嫌われないので、これが最適解です。
・自分が”裏切り”を選び、他者の多くも”裏切り”を選んだ場合、
解散になりますが、支持団体の支援が得られて、選挙に当選できる可能性はそれなりにあるでしょう。
ゲーム理論で言えば、この場合に取るべき戦術は”裏切り”です。
と、ここまで書いてハタと気づいたのですが、解散するのは衆議院だけで、今回投票のある参議院には、総理大臣の解散権は及ばないんですね、そういえば。
ならばもう”裏切り”で決まりですよ。>代議士さん
囚人のジレンマは、世にあふれ
ているが、なるほど今回は典型
でしたね。
ところで、
> >代議士さん
一般的使用方法としては、
衆院議員 代議士
参院議員 議員
と呼び分けます。
無論、慣習的なものだが。
投稿情報: ビシバシ | 2005年8 月 6日 (土) 12:00
>>と呼び分けます。
へー、そうなんですか。
僕は国会議員ならば”代議士”と呼ぶのだと思ってました。勉強になります。
投稿情報: トヲル | 2005年8 月 6日 (土) 13:06