来期のF1は、予選の方式が変更され、”ノックアウト方式”になるとか。ノックアウト方式がどういうものかは、こちらを見て頂くとして。
一見、良さげには見えますが、気になるのは、「燃料を最終予選前の状態まで補給できる」という部分です。
F1は、(コースによっては)燃料が10kg多いと0.5秒遅くなるというくらい、燃料積載量にはシビアです。今年のルールでは、予選後の燃料補給は一切できないので、燃料を少なくして予選タイムを良くするか、燃料を多くしてレースで有利にするか、という駆け引きがありました。
来年のルールでは、燃料を”予選前の状態まで”補給できます。ということは、なるべく多く燃料を積んで予選をスタートし、予選中になるべく燃料を使って、最後に最も軽くなったところでタイムを出す、という作戦になるでしょう。
つまり、「予選中にいかに燃料を消費するか大会」になる懸念があります。思いっきりミクスチャーを上げて、燃費を悪くして走るとか。いっそ、生ガスを垂れ流して走ったりとか。だって、そのほうが断然有利ですから。エコには逆流ですけどねー。
このあたり、ルールがどのように運用されるのか、興味のあるところです。
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