昨日クルマで走っていて、ふとカーナビを見ると、クルマのアイコンがクルクル回っているのに気づきました。信号待ちで停止中でも、超信地旋回しているかのように回っています。
よりによって年の瀬に壊れたか!と一瞬思いましたが、その回り具合には心当たりが。その少し前に、立体駐車場からクルマを出したのですが、そこのターンテーブル上で回転しているときに、たぶんカーナビの電源が入ったんですね。
カーナビには角速度センサーが入っていて、クルマの方向を検出しているわけですが、これは振動子の曲がり具合を圧力として検出する仕組みなので、まず”止まっている状態”の圧力を覚えておいて、そこからの差がセンサーの出力となります。この、止まっている状態でセンサーを較正することを”キャリブレーション”と言います。
このセンサーの較正値は、時間が経つとズレていくので、適当な頻度でキャリブレーションをやりなおす必要があり、カーナビの場合は、起動のタイミングでやるはずです。なので、起動中にクルマ全体が、ターンテーブルで回転してたりすると、回転状態を静止状態と勘違いして、逆に、静止状態を回転状態だと勘違いしてしまうわけですね。
年末年始ってのは、人にとって、キャリブレーションのタイミングなのかもしれないなぁと、その時ぼんやり考えていました。
なにがデータ(大事なこと)で、なにがノイズ(取るに足らないこと)なのか、という基準を、日々忙しくしていると、見失いがちに思えるので。
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