11月から稼動しているバンダイナムコのアーケードゲーム、”機動戦士ガンダム 戦場の絆”が、けっこう盛り上がっているみたいですね。先日の金曜日に渋谷のハイテクセガに行ったら、2時間待ちと言われました。
このゲームの特徴は、ドームスクリーンを持った大型筐体と、”チームを組んで他のチームと通信対戦する”というプレイスタイルです。
まずドームスクリーンですが、視野全体がスクリーンで占められるのは圧巻ではあります。特に上下方向に視界があるのが新鮮で、最初にジャンプしたときには、足がすくむほどの臨場感がありました。
でも、この臨場感による感動は最初だけで、すぐに慣れてしまいますね。この筐体の良さはなんといっても、密閉されたカプセル状の空間にスクリーンと操縦桿があり、本当にコックピットに搭乗するような雰囲気にひたれることでしょう。男子ならばワクワクせざるをえないシチュエーションです。
さらに、チーム戦の要素ですが、実はこれがこのゲームのキモであり、正直、一人でやっても面白いか疑問です。というのも、”爽快なアクションで敵を倒す”というゲームではないんですね。他のロボットアクションもの、たとえばバーチャロンやアーマードコアのような気分で、「ダッシュして敵の弾を避けつつ弾をばらまく」とやろうとすると、まずボコボコにされます。タコ殴りにあいます。僕は最初そうでした。ダッシュやジャンプ後の硬直時間がかなり長く、弾を撃った後のリロードにも時間がかかるためです。
つまり、ダッシュや射撃のご利用は計画的である必要があり、遮蔽物や地形を利用しつつ、味方と援護しあうようにしないと勝てません。そう仕向けるために、こういうバランスにしているのでしょう。反射神経だけでバリバリ行けるのであれば、チーム戦である必要性が薄れるわけで。”脆弱な時間帯をお互いに援護しあう”ことが、つまりは”戦場の絆”なわけですね。
そんなわけで、なかなか敷居の高いゲームですが、これが流行るということは、アーケードゲーム業界もまだまだ捨てたものではないなぁと(失礼ながら)思ったのでした。
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