妻のblogに、娘が初めてバイオリンのグループレッスンに行った話があります。(最近、blogで夫婦のコミュニケーションを保っているような…)
娘が、初めての合奏をすごく楽しんでいた、というのを読んで、自分が小学4年生の時のことを思い出しました。産休を取った担任の代わりに来た先生が、室内楽マニアの人で、音楽の時間といえば、いつも合奏だったんですね。
きっと教え方がうまかったのでしょうけど、そのとき「合奏ってすごく楽しい!」と思い、それがきっかけで、中学では迷わず吹奏楽部に入ったのでした。娘が、合奏の楽しみを知ってくれたとしたら、嬉しいことです。
合奏の楽しさというのは、一人だけだとあまりぱっとしない音の断片でも、いくつものパートが重なることによって、全体像ができて、それらがピタッと決まったときの心地よさにあります。それでふと思ったんですが、仕事でやるミーティングでも、それに近い感覚になることがあるなぁと。
ミーティングのために何人かで集まって、そのメンバーが、自分とフィーリングが合い、さらに自分には無いアイデアや知識を持ち寄っていると、すごくいい感じになることがあります。自分の断片的なアイデアやプランが、他のパートの人のアイデアと重なり合って、そのハーモニーによって全体がパーッと見えた時に、ゾクゾクするようなグルーヴを感じるんですね。
一方で、中に一人でも、リズム感が無いというか音感が無いと言うか、ちょっとズレた人がいて、いらぬ発言を繰り返えされてしまうとグルーヴは生まれないわけで、そういうところも合奏と似ています。いい感じになりかかったときに、そういう人に台無しにされてしまうと、イライラしますね。
でもまぁ、むしろそれが普通というか、許容するしかないのが大人の社会というものです。たまにでも、しびれるセッションを楽しめることを、幸せに思うべきなのかもしれません。
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