この週末は、金・土・日と一日一本のペースでDVDを見てました。
金曜日は「ブルーマックス」という古い映画。第一次大戦を舞台とした、複葉機がブンブン飛び回る映画であり、私はそれだけで楽しめましたが、そういうのに興味が無い人にとっては、事象の地平の向こう側にある映画だと言えます。
このころ、ドイツやイギリスでは、パイロットといえばおおむね貴族なのですが、主人公は平民出であり、それがストーリーのキーになっています。当時の絢爛たる貴族社会と、ドロドロの前線とが対照を為して描かれているなど、緻密に作られた金のかかった映画だとは思いますが、重たいストーリーには違和感がありますね。飛行機が主役なんですから(だよね?)、その爽快感を生かすには、「華麗なるヒコーキ野郎」とか「トップガン」みたいな、ノーテンキなストーリーが似合うでしょう。
土曜日は「サンダーバード(実写版)」です。これはイイ! アイ・ライク・イット!
まず、メカの存在感が素晴らしいです。今風にアレンジされていますが、私は好きですね。ストーリもノーテンキでオッケーだ。
サンダーバードといえば発射シーン、発射シーンといえばサンダーバードですが、「ラウンチ・シーケンス・イニシエイト」といったアナウンスと共に、スイッチをパチパチと入れていくシーンだけで、私は胸が熱くなるのですが、貴方はどうか。
あと、レディ・ペネロープがとてもいいです。ビジン〜 カッコイイ〜。
この実写版では、スコットやバージルなどの常連キャラがチョイ役に堕していますし、主役であるらしいアラン(末っ子)は類型的なキャラで印象薄いんで、ペネロープ嬢こそが主役の存在感があります。
ところで、キメ台詞の「サンダーバード・アー・ゴー!」 のアー(are)って何なのでしょうね?
日曜日は「恋愛適齢期」。いきなり毛色が違う映画ですが、もちろん配偶者たんの趣味です。でも楽しめましたね。
ストーリーはフツーですが、粋なセリフ回しや、俳優さんの達者な演技や、素晴らしい音楽(サントラ欲しい)により、良質な映画になっていると思います。
PCのメッセンジャー(チャット)が、重要な小道具になっていますね。メッセージを送って、相手の返事が返ってくるまでの微妙な間で、気持ちを想像してヤキモキするところとか、うまい使い方です。でも、この映画の客層の人に、このニュアンスが分かるかな。
ユー・ガット・メールでは、メグ・ライアンがPowerBook(Apple)、トム・ハンクスがThikPad (IBM)でしたが、この映画では、ダイアン・キートンがPowerBookで、ジャック・ニコルソンがVAIO(!)です。
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