前回につづいて、日本科学未来館ネタです。
ここに出かけた目的は、例のプラネタリウムのほかにもう一つあり、それは「インターネット物理モデル」というオブジェを見ることでした。詳しくはこちら。
要は、白玉と黒玉を並べて、最初の8個でアドレス、次の8個でデータを作ると、その玉がコロコロと転がっていき、ルーターを模した装置を経由して、アドレスで指定したところにデータの玉が行き着く、というものです。
なかなか面白いですが、残念なのは、アドレスやデータの読み取りに、光センサーを使ってしまっていることです。そこでエレクトロニクスを使うんだったら、その信号を宛先にエレキで送ればいーじゃん、と、冷めた気持ちになってしまうわけですよ。
やはり、こういうものは、エレクトロニクスは一切使わずに、メカと機械スイッチだけでやってほしいところです。なにかとツメめが甘いんだよ。>日本科学未来館
考えてみれば、この手の「単純なことを、大掛かりな仕掛けでやる」ネタは、昔から大好きです。”8時だよ全員集合”のコントにもあったし、”トムとジェリー”にも、やたら大掛かりなネズミ捕り装置の話がありました。いまなら”ピタゴラそうち”ですね。
ちょっと検索してみたところ、テレビチャンピオンで、この手の装置の選手権をやったそうで。「コロコロからくり装置王選手権」とあります。そんな名前が付いてるとは知らなかった。
”インクレディブルマシーン”という、この手の装置を題材にしたパズルもありました。あれも好きでしたね。
今なら、物理シミュレーションを駆使して、あれのもっとリアルな奴が作れるはずです。
こういうのはどうでしょう。1台のPCで、”コロコロからくり装置”のための1つの部品を作ります。CPUパワーをふんだんに使って物理シミュレーションを行います。パーツ一個一個の弾性から、表面の微細な凹凸まで、可能な限り厳密にやるべきです。
それをネット上に公開されている、他の人の”装置の部品”と連結することができます。自分の部品も、もちろん公開されていて、誰でも使えます。こうして、ネット上に巨大な”バーチャル・コロコロからくり装置”が出来上がります。
膨大なCPUパワーとネットワークリソースを使いますが、やってる仕事は、1ビットの情報を送っているだけ。せっかくP2Pなのに、バンド幅は激狭(げきせま)。メール送るだけでも半日かかりそうです。どうです、楽しくないですか? 駄目ですか・・・
こんなのとかどうですかね?
HL2でドミノ
http://www.big-boys.com/articles/halfdomino.html
投稿情報: manking | 2005年7 月 3日 (日) 17:58
爆笑してしまった。いいねー。
レベルエディタで作ったのかな? こういうことの出来る、懐の深いシステムはいいですね。
投稿情報: トヲル | 2005年7 月 4日 (月) 23:48